導入事例 株式会社ウエットマスター

【導入事例】ウエットマスター株式会社様が自社工場に自家消費型太陽光発電設備を導入|埼玉県所沢市

東京都新宿区に本社を構え、全国で業務用加湿器・産業用加湿器、流量管理システム機器の開発・製造・販売・アフターサービスを手掛けるウエットマスター株式会社様より、自家消費型太陽光発電設備工事のご用命をいただき、2024年6月にお引渡しが完了しました。

導入した自家消費型太陽光発電システム

導入内容の詳細

・太陽光パネル:28.71kW(435W×66枚)
・PCS容量:24.75㎾(4.95kW PCS×5台)

設計・ご提案する上で特に大事にしたポイント

恒電社では通常、お客様からご提供いただいた過去1年間分の電気使用量データを基に、自家消費型太陽光発電システムの容量、パネルの枚数や配置などを決定しています。

しかし、今回は建て替え後(新設)の工場への太陽光発電設備の導入。シミュレーション通りにならない可能性が高いことを事前にお客様にご説明し、了承を得たうえで、建て替え前の電力使用状況を基に、試算・設計を行いました。

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担当者のコメント

阿部 公平
株式会社恒電社 エネルギーマネジメント事業部

阿部 公平

新設の建物に太陽光発電設備を導入する際は、電力使用量が読みにくいことから、シミュレーションは簡単ではありません。さらに、ウエットマスター様のシステム設計とご提案を行う上では、いくつかの前提条件をしっかりと把握し、お客様と共有することが重要でした。

例えば、今回は技術的な理由から4階建て建物の3階屋根に太陽光パネルを設置したため、4階部分の影の影響を受け、稼働率100%の発電は見込めません。 100%稼働を想定した数値を下回る可能性が高いことを事前にお客様に説明しつつ、それでも経済合理性のある設備投資となるよう様々な配置パターンでシミュレーションを重ねました。また建物工事が完了してからの施工であったため、建物の工事お進捗を都度確認することも重視したポイントです。

設置不可エリアがある場合や、スペースの制約がある場合には、プロの目線から最適なパネル設置場所を選定する必要があります。今回のプロジェクトでも、66枚の太陽光パネル(総容量28.71kW)を限られたスペースに効率的に配置するための工夫を凝らし、設置内容をお客様の希望に沿う形で調整しました。

蛎崎 泰祐
株式会社恒電社 エネルギーマネジメント事業部

蛎崎 泰祐

パネル設置屋根の西側に障害物(壁)があり、夕刻になるにつれて徐々に陰になってしまうので、少しでも発電量を多く確保するために、太陽光パネルのストリング回路*設計にて考慮しました。

《*ストリング回路とは?:複数の太陽光パネルを直列に接続する際の配線回路》

工事期間が、新築工事後からお客様入居前の限られた時間であったため、お客様がご自身で工事の様子を見れなくても不安にならないよう、着工前のご挨拶であったり、進捗状況のご報告を逐一実施させていただきました。

また卸団地内の立地のため、着工前や大型車両が入場前に近隣企業様へご挨拶を行わせていただきました。

最後に

1969年の創業以来、業務用・産業用加湿器の開発・商品化により、快適空気環境、最適空気環境作りに貢献してこられたウエットマスター様。

経営理念にも“社会との共生”や“環境保全”を謳っていらっしゃる、志の高い企業に自家消費型太陽光発電システムの導入を通して、お力になれたことを大変嬉しく思います。

恒電社では、環境に配慮した持続可能な社会実現に向けた取り組みや脱炭素についての記事も掲載しております。ご興味ある方は、是非ご一読いただければ幸いです。


導入事例

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記事を書いた人

岩見啓明
株式会社恒電社

岩見啓明

クリエイター。恒電社では動画、記事、広報、企画、セミナー運営、デジタル広告と幅広く施策を担当。個人では登録者数1万人超えのYouTubeチャンネルを運用した経験の他、SDGsの啓蒙活動で国連に表彰された経歴も。2023年に二等無人航空機操縦士(ドローンの国家資格)を取得。

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